ガイヤーンの美味い店
2006/11/29(Wed)
ガイヤーンの美味い店


イサン(タイ東北部)と言えば、何はなくともガイヤーン(焼き鳥)。ここは満を持して自信を持ってお奨めするガイヤーンのお店です。店名はガイヤイ(大きい鶏)。店の目印となるのが鶏の巨大オブジェ。

まただよ。どうもウボンには工夫のへったくれもない店の名前と、食わせるネタの巨大オブジェを置く店が多い気がする。いや、実はこれはウボン人をマーケティング調査した結果に基づくものなのか。そんな訳は絶対ない。まあ深く考えないことにしよう。場所はパローチャイ通り。ソイ6に入る曲がり角にあります。

これがガイヤーンだ!
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店の前でこうして鶏を焼いている。これは通りを歩く人間を焼き鳥の香ばしい煙であぶり出し、店内に引き込もうという集客作戦だろう。腹がへっている時にこの店の前を素通りできる人などいやしない。

清潔な店内
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クーラーの効いた小奇麗な店内でお召し上がりいただけます。

キターーーーー!!!
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これがガイヤーンだ!一匹丸ごと贅沢にコンガリと焼いている。醤油ダレの普通のガイヤーンも食べられるが、ここでは塩焼きのハーブ風味のガイヤーンに挑戦して頂きたい。周りに塩を軽く降って内側にサムンプライ(ハーブ)をすり込んである。これがメチャ美味!

こんなハーブの食べ方など一体誰が考えたのか。タイの地鶏だからこそこんな食べ方ができるのだ。日本のブロイラーの鶏だったら不味くて食えないだろう。鶏肉自体も美味だが、コンガリ焼いた皮の香ばしいパリパリ感も絶品だ。

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仕事中だというのに連れの男は昼間からビールを注文した。よくやった!水やジュースで焼き鳥が食えるか!ソムタム、魚のラープ、竹の子のココナッツミルク煮などが運ばれてくる。どれもみな最高の味だ。

メインディッシュはプラチョーンボーラーン
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この店ではガイヤーンの他に是非このプラチョーンボーラーンも一緒に注文したい。これは雷魚を揚げて、その上に唐辛子の効いた甘辛く酸っぱいソースをかけたもの。ピーナッツや紫玉ねぎ、こぶみかんの葉と一緒に絶妙な味覚を演出している。

これぞタイ料理の王道だ。こうした本場のタイ料理は、日本のタイレストランでもなかなかお目にかかれませんな。誇張ではなく、本当に美味すぎてフォークを落としそうになった。

料理の辛さにタイのビールがとてもよく合う。真っ昼間からこのような激ウマのタイ料理をたらふく食べてビールもガブ飲み。一体私はタイの片田舎で何をやっているのだろう?ウボン人は毎日このような暮らしをしているようだ。地上の楽園があるとしたら、それはここタイのウボンかもしれない。
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タイ語と私
2006/11/22(Wed)


かつて実家の近くに住むタイ人留学生が開いている、わずか数名のタイ語教室に半年ほど通ったことがある。この男がとにかくふざけた男で、教師の分際で思いっきり寝坊して遅刻して来るという奴だった。しかし授業料はたったの数百円であり、「テメー!教師のくせに遅れて来んじゃねーよ!」などと思うこともなく、いかにもタイ人だなぁ~と微笑ましく日本で異文化体験をしていた。

コイツも別に金稼ぎのためにやっていたのではなく、草の根の日タイ交流としてタイ語教室をやっていたと思う。このあたりが中国人留学生などとは異なり、タイ人の良い所ですね。この“インチキ”タイ語教室は、この男がタイに帰国するまで週末に一回、2時間ほど通っていた。

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私はタイ語通訳歴数十年のプロの通訳(日本人)を何人も知っている。彼女たちのギャラはクライアントにもよって異なるが、平均1時間当たり10,000円は稼いでいる。しかしタイ語通訳の仕事の依頼などそうそうある訳ではない。普段はタイ語教師や、技術翻訳または専業主婦として生活している。

タイ語の通訳だけで一家の家計を支えているタイ語通訳者など日本に居ないと言ってよい。そう、ベテランのタイ語通訳者でさえもタイ語で飯は食えないのである。ちなみに外語大のタイ語学科を卒業した人も知っているが、多くはタイ語とは関係の無い仕事に就いているという。

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こういうタイ語を巡る事情を知っているだけに、私のタイ語学習意欲は高くはなかった。初めっからタイ語で身を立てようなどとは露ほどにも思っていない。単なる趣味以外の何者でもない。そうこうしているうちにウボンラチャタニへやって来てしまった。この程度であるから私のタイ語能力などたかが知れている。右記:TPA(泰日経済技術振興協会)

ふつう日本人の職場に日本語ができない奴が入ってきたりしたら、周りはコイツをどう取り扱ってよいものかと気を揉むことであろう。しかしその点タイ人というのは鷹揚で、私が理解していようがいまいがベラベラと私に喋りかけてくる。「コイツには何言っても通じないから無視しとこう」などとはならない。こうした点がタイ人の立派な所だと思う。

しかしそうは言ってもタイ語がわからなければ話にならない。ウボンでは日本人と会うことも話す機会も全く無い。果たして自分のタイ語能力はどの程度なのか、どの位まで上達させれば良いのか?こうした疑問を持ち始めたので、その程度を測るモノサシとしてタイ語検定を受けてみることにした。

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タイの文部省がやっているポーホックなど難しすぎるので、日本のアジア学生文化協会(ABK)がやっているタイ検を受けてみることにした。実はインチキタイ語教室に通っている時に5級を取ったことがある。そこで今回は4級に挑戦。国内4箇所の他、バンコク(TPA)でも受けることができる。最近では、実用タイ語検定なる全く別の団体が実施するもう一つのタイ語検定ができたようだ。

ABK(アジア学生文化協会)
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受験しに行ってみると、受験者数は小さな教室がやっと埋まる程度。男女半々で、平均年齢は20代後半といったところか。私も含めてほとんどの受験者は、タイに何回か旅行に行ってタイが好きになり、もっと言葉を覚えたいという、まあよくありがちなケースだろう。

しかしこうした受験生に混じって、体中から超ウサン臭いオーラを発している怪しい受験生が何人か紛れ込んでいるのに気付いた。ビジネスマンには到底見えないオヤジやアキバ系オタク青年等である。彼らがタイ語を勉強する目的は聞くまでも無い。アッチ系である。最近ではこの集団にタイの男にハマった負け犬系熟女が含まれるらしい。

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タイ検4級は50分間の筆記試験(全問マークシート)とリスニング試験から成る。穴埋めや並べ替え問題、会話文の読解等がある(写真参照)。決して超簡単ではない。タイでオンナ(オトコ)遊びしかしていない御仁には少々難しいかもしれませんな。

ウボンに来てからタイ語の勉強など全くしていないが、朝から晩までタイ人やタイ文字に囲まれて生活をしているので、受けてみて全く歯が立たないというほどではなかった。タイ語検定などに合格したところで将来何の役にも立たないが、果たして結果がどうなるか楽しみである。
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ウボン~バンコク鈍行列車
2006/11/19(Sun)


用事があってバンコクに行くことになった。列車の切符を買いにウボン駅へ。前回、当日に切符を買いに行って買い損なったので、今回は前もって前日の昼に行く。甘かった。翌日の寝台切符は全て売り切れ。幸い鈍行列車の座席が一席だけ空いていたので購入。何たるマヌケぶり。要領の悪さやボケぶりが、段々とタイ人化してきた気がする。

それにしても何で東北線はこんなに混んでいるんだ?チェンマイや南部に行った時など、余裕で当日に寝台券が買えた。東北地方はバンコクへの労働力の供給源なので、列車は常に混雑しているのか。他の国なら需要に応じて便数の増発となるだろうが、そうならないのがタイという国だ。

以前はSpecial Expressと呼ばれる特急22号(551B)を使い、わずか9時間でバンコクに到着した。ところが今回はRapid144号(331B)で、何と12時間10分もかかる。何がRapidだ!全然速くないじゃないか!まあ怒ってもしょうがない。諦めて乗ることにする。

走っている時はドアぐらい閉めろ!
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タイの列車は特急でもボロいが、鈍行となるともっとボロくなる。走っているのが不思議とさえ思えてくる。ドアも開けっ放しで走っている。全車両でエアコンはなし。まあこちらの方が自分にはありがたい。以前クーラーがガンガンに効いたエアコン寝台で風邪を引いて高熱を出し、死にそうになったことがある。クーラーなど無い方が良いのだ。

鈍行列車のタイ人乗客
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一番印象深かったのは、この鈍行列車に乗っているタイ人たちだった。一番安いだけあって、皆ごく普通の庶民だった。車内を徘徊する物売りも面白い。串に刺したままの巨大ガイヤーン(焼き鳥)や、皿に盛ったソムタムを売りに来たりする。特急列車ではお眼にかかれない光景だ。それを皆うまそうに食べている。

親子連れも多い。彼らの表情にバンコクへ行くことに対する緊張感やウキウキ感が見てとれる。生活は必ずしも豊かではないかもしれないが、家族一緒でとても幸せそうであった。タイの教育問題の一つとして、児童労働がある。よく露天や廃品回収で親の仕事を手伝っている子供を多く見かけますね。子供が両親の労働力として利用され、教育の機会を奪われているというものです。親の仕事の関係でやむなく学校をドロップアウトしてしまう子供が多くいます。

「子供の成長には教育が必要」というのは当然でありますし、一方「小さい頃から手に職を付けさせれば、将来喰いっぱぐれが無い」という親の意見も一理あります。難しい問題ですね。

ディープなタイの庶民の生活にどっぷりとつかることができる鈍行列車。これもまたタイを理解するための一助となる良い体験でした。
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アヒル料理のフルコース
2006/11/17(Fri)
アヒル料理のフルコースの店
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今日はアヒル料理のフルコースが食べられる店を紹介。名前は「バーンハオラープペー」。訳せば私たちのアヒルラープの店か?どうもタイのレストランはこの種のテキトーに店名を付けている店が多い気がする。もっと気のきいた店の名前を考えんかいっ!と思うのは私だけか。

↓何の店か一目瞭然です
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場所を聞いたが「私もわからん」と言われてしまった。市の中心部から南へ下って、ムーン川に架かる橋を渡った先の通りからどこかのソイに入った所にある。行きたい人は上記の看板に電話して下さい。どーんとそびえるこのアヒルのオブジェが目印です。何を食べさせてくれる店か一目瞭然ですな。アヒルの顔が妙にとぼけています(笑)。

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この店もかなり繁盛しています。タイ人に連れられて行くこの種の店で、未だハズしたことがない。こんなド田舎では、情報誌やぐるなびのようなサイトがあるはずもない。タイ人は人づてに美味い店を探し当て、その噂が口コミで広まっていくのだろう。その点日本では雑誌に掲載された店で食べたが、それほど美味くなかったということがよくあります。店から広告料として金をもらっているんですね。

アヒルのラープ
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ここでの一番のおすすめは、アヒルのラープ。牛や鶏のラープを食べさせる店は多くありますが、アヒルは少ない。これが激辛でメチャ美味!牛や鶏のラープは、ややさっぱりしすぎているという感がある。その点このアヒルのラープは、ほどよく油ののったアヒル肉を唐辛子と一緒に炒めた味付けが絶品。ラープの葉やライムの絞り汁もよく効いている。甘い辛い酸っぱいが一度に堪能できるタイ料理の醍醐味ですな。

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その他には焼き鳥ならぬ焼きアヒル、アヒル肉のスープなどを食べた。これをイサン料理の定番であるカオニャオ、ソムタム、生野菜と一緒に食べる。昼食からアヒルのフルコース。最高の贅沢。この日は10人位で大型のバンに便乗して一緒に昼ごはんを食べに行ったが、何か特別な日ということではない。タイ人はホント大勢で食事をするのが大好きですね。

日本でサラリーマンをしている時の昼食はいつも一人。別に職場で孤立している訳ではなく、他の人を見ても多くてせいぜい2、3人ですね。ウェットな人間関係にウンザリして、昼時くらいは一人になりたいとみんな思っているのではないでしょうか。

タイ人は自由気ままな個人主義かと思うと、時に団体行動を取ったりもします。この行動様式が面白いですね。今日はなぜか割り勘になった。と言ってもアヒルのフルコースを食べて一人たったの80Bほどです。日本の飲み会よろしく幹事役が終わってから一人ずつ徴収し、数バーツ単位までしっかり返金した。

一体いかなる場合に一人のオゴリになり、いかなる場合に割り勘になるのか?その法則がまだよくわからない。継続して観察していく必要がある。
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イサンの秋~シーサケート県
2006/11/14(Tue)
収穫の秋


ウボンラチャタニの西にあるシーサケート県を訪ねた。今は秋の収穫が真っ盛り。写真を見て下さい。キレイでしょう。思わず車を止めて撮りました。

この時期、タイの東北部は、至るところこのような光景です。知人たちからギィヤオカーオ(稲刈り)に行こうとよく誘われるのがウケル。いくら米どころの新潟や秋田の若者でも友達に「おい、稲刈りに行こうぜ」などと言って誘わないだろう。それほどここでは稲刈りは重要な行事なのかもしれない。

見たところもう大豊作。誰だよ、タイ東北部は最貧困地区だなんて言った人は。少なくとも食べ物はもう腹一杯食えます。ここの庶民の食べっぷりを見ても、そりゃもう優雅そのもの。豪快に作ってみんなで食べ、余ったら飼ってる犬にやるか、全部捨ててしまう。

タイ人の家庭の冷蔵庫を開けてみると、飲み物くらいしか入っていない。余った食べ物を冷蔵庫に入れて、翌日レンジでチンして食べるなどという発想は彼らには無い。だいいち美味くないし、セコイというかみみっちいんだな。お百姓さんが大切に作ったお米を残さず食べなさい、などという教えはここにはない。いや~実に贅沢な生活ですな。

工場訪問
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一軒の工場を訪問する。ここでは子供服を作っている。作ったものは大手スーパーのBig Cやロータスに卸している。品質管理はしっかりとしていて良い品だ。工員の月収は4~5千バーツ。主に農閑期にフル稼働するようだ。彼ら自身、イサン人は勤勉だと言っていた。工員の中には、褐色のクメール系も多い。タイ人でも、イサン(ラオス)系、クメール(カンボジア)系と色々あってバラエティに富んでいる。

オボトー(地区行政府)
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次に向かったのは、サヤーオという地区にあるオボトー(行政施設)。タイの行政機構を簡単に説明すると、タイ全土に76の県(ジャンワット)がある。各県下は、アムプーと呼ばれる郡に分けられる。郡の下にはタンボンと呼ばれる地区がある。そして村(ムーバーン)がある。

よく一村一品運動でタンボンを村と訳されるが、実際のタンボンは村の集合体のことである。各タンボンにある行政府の正式名称オンガーンボーリハーンスワンタンボンの頭文字を取ってオボトーと言っている。こんなタイ語は初級の教科書には出てきませんな。行ってみると区役所というより村役場という方がぴったりくる。

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この人が役所の人。田舎の役人だからエバっているかと思いきや気さくな人だった。タイの地方で何かプロジェクトを実施するならば、オボトーからの承認や協力は欠かせない。今日はそのための交渉に来た。まだタイ語がよくわからないので、この手の公式訪問は自分は苦手だ。それでも「タイではもう長いんですか」と気を使って話しかけてくれる。緊張したお役所訪問も無事に終えて今日の仕事は終わり。ウボンに帰る。

揚げ昆虫の屋台
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帰途に着く途中、街道沿いに揚げ昆虫を売る屋台を連れのタイ人が発見。「寄れ!寄れ!」と言って停車。出ました!イサン人の大好物、揚げ昆虫。ゲテモノタイ料理の中でも気色の悪さダントツ。ギャー!サソリまで売っている。

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自分は食えないことはないが、それほど好きではない。タガメのような虫はゴキブリそっくり。バッタは噛んだ時にグチャッと内蔵が潰れるのが気持ち悪い。その点コウロギはスナックのような香ばしい味がしておすすめだ。

これがタイ人だ!飲酒運転マイペンライ
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昆虫は普通、酒の肴として食べる。果たしてシラフで昆虫を食うのかと見ていると、やっぱりビールを買った!おもむろにカシュッと栓を開けグビグビをビールを飲んだ!

そして思いっきり飲酒運転をしながら、街道を時速100キロ以上の猛スピードでウボンラチャタニに帰った。これがタイ人だ!飲酒運転マイペンライ。この連中には今日本中で反飲酒運転摘発の大キャンペーンが繰り広げられていることなど知る由も無いんだろうな。今日はおもしろい一日だった。
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ウボンの韓国焼肉
2006/11/12(Sun)
韓国焼肉の店「ウワン」


今日はウボンラチャタニにある韓国焼肉の店「ウワン」を紹介。韓国焼肉はタイ語でヌアヤーンガオリーと言うそうです。そのままですね。場所がわかりにくい。パローチャイ通りからソイサッパシットに入る。その後ワットターワンティン前の参道のような小道にある。

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こんなソイの奥にあるにも関わらず、店内は混んでいた。タイ人は美味い店なら千里の道を遠しとせず出かけるようだ。韓国焼肉と言っても経営者はタイ人だろう。純粋な韓国料理屋では全く無く、あくまで韓国風のタイ料理屋といった感じ。

韓・タイ料理が絶妙なコンビネーションを発揮している。タイスキもタイ人が日本のすきやき(実はしゃぶしゃぶ)をタイ風にアレンジして開発したものだそうだが、この柔軟性を韓国料理にまで適用したようだ。このタイ人の食に対する創造力には眼を見張るものがある。

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炭の七輪と共に摩訶不思議な鍋が運ばれてきた。これは焼肉としゃぶしゃぶが円錐形の鉄板の上で一度に味わえるではないか。家の屋根のような部分でジュージューと焼肉を焼く。そして雨どいに相当する溝の部分にスープを注いでしゃぶしゃぶにするのだ。これは奇想天外な発想だ。

一体誰が考案したのか。この料理のミソは、鉄板で焼けた肉汁が下に滴り落ちてスープに絶妙なダシを提供していることである。ただのしゃぶしゃぶよりずっと美味い肉汁のスープが堪能できる。肉あり、臓物あり、タイの新鮮な野菜あり。焼いてよし、煮てもよし。美味い!美味すぎる!感動した。

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勘定はこのテーブルを囲んだ中でピー(兄さん)と呼ばれる男が全て払った。いつものことであるが、タイ人は奢ってもらった人にお礼を言ったり、ワイ(合掌)をしたりもしない。こういう光景を何度も見ているので、自分が全員分を払った時に誰一人として自分にお礼を言わなかった時でも、「コラッ!貴様ら人に奢ってもらっといて何のアイサツも無いのかっ!」などと思うことも無かった。

そもそもお礼や恩返しを期待して人に奢ってあげたり、何かをしてあげたりすること自体が邪道ではないか。この日奢ってくれた男も、「オレはコイツとコイツに奢ってやった」などとは思っていないだろう。明日になれば自分が奢ったことすらきれいさっぱり忘れているかもしれない。こういう点を比較すると日本人って金持ってるくせにケチでセコイですね。タイ人に見習いたいものです。

この日は東京大久保のコリアンタウンにある正統派の韓国焼肉屋よりもずっとおいしい韓国料理を味わうことができた。
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アムナートチャルーン県
2006/11/09(Thu)


アムナートチャルーン県は、ウボンラチャタニ県の北に位置する小さな県だ。ここの農村を訪問した。

典型的なタイの農家の建築ですね。2階が住居、1階で牛や鶏を飼っている。近くには脱穀の施設もある。でもこれって日本も昔はみんなこんな暮らしをしていたんだよね。日本にある郷土資料館などに行くと、似たような江戸~明治の農家の生活を見ることができる。

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これはカオニャオを脱穀しているところ。もちつきの杵のようなものを使っている。やってみろというのでやらしてもらう。足を使って振り子の要領で突くのでそんなに疲れない。このままでも食べられる。独特の良い香りが漂う。

アムナートチャルーン県のガキ
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ゲッヘッヘ。この人カメラを持ってるぞ。俺たちも撮ってくれよ。ギャー写したその場で見れるぞ。すげえなこりゃ。

このガキは魚を取る網でトンボを取って遊んでいた。そういえば日本でトンボ取りをして遊んでいるガキなど最近はほとんど見かけないな。

雇用創出のための洋服工場
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この工場では子供服を作っている。この規模の工場ならば、170,000Bで建設できるらしい。たったの50万円でタイで工場長になってみませんか。

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この工場裏で子犬軍団がすやすやと寝息をたてて眠っていた。かわいいので思わず撮影。

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ここはもう少し規模の大きな工場。きちんとラインが出来ていて、ラインの最後にQCの担当者が品質をチェックする。ここの工員の月給は、6,000Bだそうです。

アムナートチャルーン県も典型的なタイ東北(イサーン)の風景だった。この辺りまで来るとタイだかラオスだか区別がつかない感じ。時間は超スローペースでゆっくりと流れる。人々の顔からは貧困だとか艱難辛苦といった表情は読み取れない。
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クイジャップの隠れた名店
2006/11/08(Wed)


ウボンにももちろん普通のクイッティオ(センミー、センレックなど)を食べさせる店が多くある。しかしなぜかタイ人に連れて行かれる時(夜食の時などが多い)は、クイジャップの店になる場合が多い。

この店もその一つ。日本の美味いラーメン屋と同じように、通りの片隅に隠れるようにひっそりと建ち、地元民のみが知っている。ピチットランサン通りからラチャウォン通りに入ってすぐ右手にある。店名は見当たらない。すぐ隣にタイ語でナイクラと書かれたナイトクラブが目印になる。店内は夜でも結構混んでいる。

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運ばれてきてびっくり。巨大な骨付き鶏肉の固まりがドーンと鎮座。麺はクイッティオであるが、形はこんにゃくの白滝のようにも見える。つるっと口の中に入ってしまう。スープが絶品。鶏ガラのダシがよく効いている。普通の店は、味の素をドバドバ入れたダシであることがスープをすすって一目瞭然である。

この店は鶏のあらゆる部位を使った濃厚な鶏ガラスープと、巨大な骨付き鶏肉が特徴だ。その他大勢のテキトーな麺屋台とは一線を画し、比較優位の差別化を図った経営姿勢に敬意を表したい。
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U-Bar
2006/11/07(Tue)
クラブ U-Bar


今日はウボンのナイトスポットを紹介。ピチットランサン通りにあるクラブ「U-Bar」。「地球の歩き方」には載っていないが、「Lonely Planet」にhip stylingと掲載されている。行ってみると物凄い超満員。ラッシュアワーの山手線くらい混んでいる。もしかしてウボンNo.1の人気店か。まともに歩くこともできない。

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客層がこれまた若い。全員20歳前後だ。私はまだ若いと思っているが、この店ではジジイなんだろうな。入り口でIDチェックをやっていたが、私はノーチェックだった(何もそう無視せんでも・・)。客層から見るとバンコクのRCAにあるクラブに近いと言えばわかってもらえるだろうか。でもここはウボン。RCAのクラブほど洗練されている訳ではなく、かなりショボい。失礼ながらラチャダーピセーにある場末系クラブといった方があっているかもしれない。

168792094_791fc1cbd5_s.jpgここでのおすすめは、カクテルの「ブルーカミカゼ」(70B)ということだった。なぜかタイでは有名なカクテルで、SPYのカクテルシリーズとしても7イレブンで売っている。ここではフローズンコーラのようなサーバーから注いでくれる。自分が飲んだ限りでは、日本の屋台のカキ氷ブルーハワイに焼酎をぶっかけただけにしか感じない。まあ一回飲めば十分ということだ。

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客は6対4くらいで女の方が多かった。バンコクではないので、外国人目当てのそっち系の女性は皆無、というか外国人は私一人、めったに来ないだろう。みな友達どうしで来て100Pierをボトル一本入れてわいわい楽しんでいる。

とてもナンパできるような環境ではないので、女性ウォッチングだけに留めた。ウボンの若い女の子たちが何を思い描いて生きているのかには興味がある。タイ語も上達すれば、いずれ機会を捉えてインタビューしてみたい。この日はそそくさと退場する。
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ロイカトーンinウボン
2006/11/05(Sun)
メナームムーン(ムーン川)


今日はロイカトーン。日曜なので周りに誰もいない。仕方なく夕方一人で見に行こうと思っていると電話が鳴った。知り合いの女からでロイカトーンを見に行こうという。他の知人も含めて5人でメナームムーンに行く。単なる“灯篭流し”位にしか思っていなかったが、行ってみて驚いた。物凄い人手だ。

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川沿いは人、バイク、屋台の熱気で溢れかえっている。バンコクもこうなのか。或いは日本も田舎の方が娯楽に欠けるので伝統行事は盛り上がる。ウボンもそうなのか。

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面白いのは川に流す灯篭の他に、空に飛ばす灯篭もあることだ。気球の要領で排気ガスを利用して打ち上げる。ウボンの夜空に行灯があちこちでゆらゆらと浮かび上がって、とても幻想的な光景だ。
ミス・ロイカトーンコンテスト
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続いてバイクにまたがりラジャパット大学へ。ここではミスロイカトーンコンテストをやっている。ロイカトーンといえば、灯篭流しの他にミスコンが有名だ。タイの民族衣装を身にまとったウボン美人が勢揃い!う~んやはりみな美人だ。髪型がみんな銀座のクラブのチーママっぽいのがウケる。やはり日本の女性も和服に日本髪を結った姿が一番きれいなんだろうな。

ラジャパット大は、ミスコンの他に食い物屋台や学生による出店もあり、ここも物凄い人手だ。大学内がここまで伝統行事と密着し、地元の人々に開放されているとは日本の大学では考えられない。

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ロイカトーンを楽しんだ後は、バイクで知人の家へ。玄関先にある石製の丸テーブルと椅子に腰掛けて、夜風を受けながらネームを肴にビールを飲む。今日は一人でロイカトーンを見に行くつもりだったが、ずっと楽しむことができた。

日本ではつるんで遊ぶことはあまりない。しかしタイで楽しむには、やはりタイ人の友達とつるんだ方は面白いのか。タイ人は一人で酒は飲まない、タイ人の一人旅・バックパッカーなど見たことないと言われる。せっかく遊びに誘ってくれるタイ人が周りに多くいるのだから、タイ人の人との距離感や付き合い方をもっと学ぶ必要がある。
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ウボンラチャタニの村
2006/11/04(Sat)


今日はウボンの中心部から車で1時間ほど郊外へ行った所にあるムーバーン(村)を訪ねた。

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この家は副業で昆虫の飼育、バテック布の製作、掃除のアルバイトで月に1,500Bの収益を上げているそうです。

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左側にある黄色い箱で昆虫を飼育している。よく屋台でツマミとして売っているあの揚げ昆虫ですね。バイクまで持っていて生活は悪くは無さそうです。

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村のメインストリート。静かでのどか。いいですねー。ヨソ者である自分に、皆ニコニコほほ笑みかけてくれる。竹製の台の上に腰掛けて、村のオバアちゃんと会話をする。この村の女の子で、バンコクのブリジストンに勤めていた子が日本人と結婚して日本へ行ったそうな。こんな所にまで日本との繋がりができていたとは驚きですな。

ウボンのコギャル
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ホームページをご覧の皆様こんにちは。この村に住む17才のゲーと申します。今高2です。ウボンはとても良い所です。是非一度来て下さいね。

これがウボンのコギャルだ!でもガングロではなく、地黒です。高校卒業したらどうするの?と聞くと「まだわかんな~い」と言っていました。

今回ウボン郊外の村を訪れてわかったことは、皆とても満たされた生活を送っているということだ。一説にはタイの東北部はとても貧しいと言われている。確かに円やドルの貨幣価値に換算すれば、貧しい暮らしになるだろう。しかし食料を始めとして自給自足による安くて満たされた豊かな暮らしがそこにある。あくせく働かなくとも三度のおいしい飯にありつけるのである。どの人もみな幸せそうであった。はっきり言おう、たかだか20~30万円の月給のためにノルマ、サービス残業、腐りきった会社の人間関係に煩わされ、ストレス、鬱、自殺に追い込まれる日本人の方がよっぽど不幸な生活を送っているのだ。

今日は説教っぽい話になってしまいました。
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おすすめレストラン2軒
2006/11/03(Fri)


ここは今までウボンで食べた中で最も美味しい麺の店だ。ピチットゥランサン通りにある「バーンクイッティオ(クイッティオの家)」。
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店内はとてもキレイで女性客も多い。
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自分はバミームートムヤム(25B)を食べた。カオソイの具のようなものがたくさん入っている。甘辛酸っぱさが絶品で、ダシがよく効いており、盛り沢山の具も美味すぎ。ここは一人でもフラリと入れる。
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もう一つの穴場はイサン鍋の店。店の名前は、「クワスワンパック」。サンパシー通りにある。
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このイサン鍋はジャオホン或いはムーチュムと呼ぶらしい。この鍋はバンコクのスクンビット通りで食べたことがある。なぜバンコクの目抜き通りにイサン鍋の屋台があるのか。それはこの界隈のゴーゴーバーで働く女の子は、イサン出身も多く含まれているかららしい。
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食べて驚くほど美味い。タイスキとも全く違う。土鍋のような鍋に煮込むのが特徴。モツやハーブも多く入れる。そして特製のタレが何種類も並べられて、それを吟味しながら付けて食べる。自分としては、タイスキよりこちらの方がずっとおいしく感じる。うまさに感動してしばし言葉を忘れるほどだ。

店員の女の子も愛嬌満点。我々のテーブル専属で、グラスが空くとすぐに継ぎ足してくれる。手持ちぶさたになるととなりのテーブルの椅子に腰掛けて、我々の会話を聞いて一緒に笑っていたりする。とてもいい接客だったので、勘定を払った連れが、20B以下の札やコインをチップに渡していた。
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ウボンのプールバー
2006/11/02(Thu)


今日はウボンにあるビリヤード場「ムアントーン」に行く。場所はパローチャイ通りとジョンゴンニター通りが交差するあたり。行ってびっくり。ここはマッサージパーラーも経営している。マッサージ店の副業としてビリヤードもやってるらしい。ここで首をかしげたくなる。マッサージパーラーが兼業でカラオケや古式按摩をやっているのはバンコクでも見かけるし、これは理解できる。でもなぜビリヤード場なのかよくわからん。共通点と言えば、両方とも玉を使うこと位か。くだらんオヤジギャグを言ってしまった。中を覗くと、そう美人ではないが若い女が数人いた。値段は1500Bと言っていた。すぐに出てプールバーに入る。
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Made in Englandのビリヤード台があって本格的だ。驚くことはまだあった。我々がするビリヤード台に専属のお世話係りが一人付いてくれる。玉を突くキューの補助棒が必要な時にさっと出してくれたり、開始する時に玉を並べてくれたりする。この男はプールバーで働いているだけあって、ビリヤードがムチャクチャ上手い。指が変形している位やっていることからもわかる。この男がマンツーマンで指導もしてくれるのだ。
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(↑私が親切にご指導致します)タイは人件費が安いので、時折り思いがけない人的サービスに感動する時がある。それはビリヤードにもあてはまった。個人指導までしてくれて、まさに至れり尽くせりだ。今日一日ビリヤードをしただけで、日本で10回した位の上達があった。う~ん、たかがビリヤード一つ取ってもタイは素晴らしい国で、改めて感動する。
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ベトナムレストラン
2006/11/01(Wed)


今日はベトナム料理の店を紹介。ウボンにもベトナム料理屋があったのだ。場所はパローチャイ通りとウパラット通りが交差する辺り。タイ語でウィエトナームと書いてある。

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ベトナム料理といってもそこはタイにあるだけあって、タイ風ベトナム料理と言った方が正しいと思う。見ての通り庶民風の店なので一品20~30Bで食べられる。

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定番の生春巻やバインセオはとても美味しい。安くベトナム料理を食べたければここへ来るのがいいだろう。ちなみにここのオヤジは日本で働いていたとかで、片言の日本語を話した。これもこの店の面白いところだ。
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