スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
困ったウボンの日本びいき
2007/11/29(Thu)
ウボン市内を走るソンテオの車内
P8020953

かつてタイは最も親日的な国であった。

あえて過去形で言ったのは、今やバンコクでは日本人というだけで歓迎されたり大事にされることは無いだろう。こうなった一番の理由は、タイ在住日本人の質的および量的変化だ。

昔のタイ在住日本人の主流といえば、裕福なエリート日本企業駐在員たちであった。ところが今では経費節減のために駐在員の数はめっきりと減り、代わって増えたのが現地雇いの日本人だ。

それでもやはり一番多いのが、タイで何をしているのかわからない正体不明の日本人であろう。

以前はタイで無為にダラダラと過ごす得体のしれない日本人の典型といえば、タイの女に溺れた日本人男性というのがお決まりのパターンであった。

ところが今では“タイの男にハマった負け犬系日本人熟女”が大挙してタイに押しかけ、タイ男を買い漁って現地のタイ人・日本人から白い眼で見られていると報告されている。まったくロクな日本人がタイに来ませんな。

nihongo__picture

このような日本人に対して尊敬と親しみの念をもって接してくれとタイ人に要求する方がマチガイというものだ。でもまあ彼女たちの気持ちもわからんもんでもない。そりゃあブスな女だって「キミはキレイだ」「美しい」「愛してる」と男から言われたいもんな。

そう言ってくれるなら例え月給1万B(3万円)で眉毛のつながったタイ男でも…、という言い分には情状酌量の余地を認める。むしろ同情すべきかもしれない。

所変わってここウボンには、そもそも日本人自体がほとんど存在しない。従ってウボン人の日本人に対する印象は昔のままだ。

今だに「日本=発展した素晴らしい国」「日本人=みんないい人、お金持ち」というステレオタイプな困った勘違いをしているウボン人が私の周りに大勢いる。

このようなウボン人たちに「いや~日本は景気も悪いし、すっかりすたれてますよ。日本人もロクでもない奴が多くてね。私なんてそんな日本が嫌になってこんなタイの奥地にまでやって来たようなもんなんですから。ヒッヒッヒ」などとは口が裂けても絶対に言えない。

ではどうするかと言うと、ニコニコ笑顔で「日本はいい所ですよ」「一度来て下さい」「案内しますよ」などとまるで親善大使のようなことを言っているのである。

I-JPN-13

海外に行った日本人の中には、旅の恥はかき捨てと言わんばかりに傍若無人に振舞って日本人の品格をおとしめる奴も多いだろう。前述のご婦人方のお歴々もそうだ。

しかし私は例え自分がイイ子ちゃんを演じようとも、タイの人々に我が国と日本人に対して良い印象を持ってもらいたい。ウボン人の中には、私が生まれて初めて出会った日本人というケースも結構ある。

きっと私の一挙手一投足を見て、「あっ日本人ってこんな人なんだ」と思うことだろう。うっかり変なマネはできない。そこで私は人と会えば努めて友好的に接し、飲食店で伝票が回ってくれば気前良く全員分払う。

時が経てばウボン人の対日イメージもバンコク並みになるだろう。夢もいつかは覚める。しかし何も今私が彼らを夢から覚まさせる必要はない。夢を見ていられる時間が長ければ長いほどいいのだ。

かくしてウボン人の日本に対するイメージは、相変わらず旧態依然のままだ。そしてウボンには、そうしたウボン人の困った日本びいきに根ざした変テコな商売が存在する。

すきしゃぶレストランHot Pot
P7230818

この奇妙な店はSKショッピングセンター内にある。一階正面玄関脇にあって結構繁盛しているようだ。それにしても「すきしゃぶ」って一体何だ?そんな日本料理は見たことも聞いたこともない。

もっともJapanese restaurantとは書いてないので、別にインチキ日本料理屋という訳でもなさそうだ。ガラス越しに食べている人を見ると、間違ってもすき焼きにもしゃぶしゃぶにも見えない。

あえて言えばタイスキに近そうだがタイスキとも言っていない。この店はチェーン系列で、タイ各地にあるようです。カップルが楽しそうに奇妙なすきしゃぶ鍋を突っついていました。

インチキ日本ショップ
P7280857

お次は右翼団体の事務所ではありません。「当店の品物は全て日本からの舶来品です」というコンセプトの店。この種の店は何店舗かある。百円ショップのような日本製品を並べて全て50B均一にした店もある。

日本から輸入したのには違いないが、Made in Chinaの品物も多そうだ。写真の店はラジャパット大学前にある。きっと学生達が学校帰りに立ち寄って繁盛しているのだろうか。怪しい日本食まで売っている。

おっと、店内に飾られているのは、虎や龍の刺繍が入ったスカジャンではありませんか。こんな趣味の悪いジャンパーなど、横須賀のチンピラヤンキーくらいしか着ないだろう。

「おーい、日本人はこんな悪趣味なジャンパーなど着てないぞ~」とツッコミを入れたくなる店だ。ちょうど日本でアメリカ雑貨の店が流行っているのと同じ感覚なのであろうか。

タイの人にそこまで日本に関心を持ってもらえるとは、日本人として嬉しいような、恥ずかしいような複雑な心境になります。

なんちゃって日本人ゴッコしませんか?
P7230819

続いては写真館です。勘の良いあなたはもうおわかり。そうです、この変ちくりんな着物を着て、なんちゃって日本人に成りすまして記念撮影をしようというもの。こんな商売が成り立つのがウボンなのか。

きっと店の前を通りかかったカップルが、「ねえ見て、これ着て日本人になって写真撮らない?」などと囁き合っているのだろうか。もう言葉もありません。勝手にやらせておきましょう。

よくよく考えてみれば、ウボンでは日本人が存在しないことによって日本人の品位と名誉が保たれているというのも皮肉な話しだ。こうした日本人の偶像は、果たしていつまで続くのであろうか。

いずれにせよタイと日本という国家間の関係よりも、最終的にはソムチャイさんと鈴木さんといった個人同士の生身の付き合いが一番大切だと思います。

そして私も日本人に対するウボン人たちの良い印象を、極力ブチ壊さないようお互いに尊重し合いながら彼らと付き合っていきたいと思っています。

ubon st

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
スポンサーサイト
この記事のURL | ウボンの日常 | CM(6) | TB(0) | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。