パローチャイうどん
2008/12/19(Fri)
パローチャイうどん
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ウボンには、家庭の主婦が自宅の玄関先で手料理を売ったり、軒下を利用して簡易食堂を営んでいるケースが結構ある。

夫が安月給だったり、家計に1バーツも入れない「典型的タイ男」だったりする場合には、これが一家の貴重な現金収入になる。

地道にコツコツと日銭を稼ぐタイ女ならではのビジネスモデルだ。何とも心もとない零細経営だが、おいしければ客は確実に付く。

いつ行っても混んでいます
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「あの店はウマイ」と評判を聞きつけるや、千里の道も遠しとせず駆けつけるのがウボン人だ。口コミで客は集まり、店は繁盛する。この店もそうした一つ。

当然ながら店名も看板もメニューも無い。無いなら私が名付けて進ぜよう。パローチャイ通りにあるうどん屋だから、店名は「パローチャイうどん」。

ウボン人に言わせると、この店の麺はグアイジャップ(中国風すいとん)に属するらしい。しかしこれはどう見ても私にはうどんとしか思えない。

右上の鍋に入っています
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店主に「日本のうどん屋で修行をされたのですか?」と聞きたいほどだ。場所は、パローチャイ通りとジョンゴンニターン通りが交差する所にある。

目印になるのが、角にあるセブンイレブン。この数軒並びにある。いつも悲しそうな目をした若奥さん風の女性と、ウボンでは珍しく人相の悪いババアが店を切り盛りしている。

これを見て私は「鬼姑にイジメられている可哀想な嫁」という構図を勝手に想像してしまった。最近このババアを見かけないが、ついにくたばったのかもしれない。

食べる場所は民家の壁づたい
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性根の悪い奴は早く死んだ方がいい。話がそれた。営業時間は朝の数時間のみ。私の知人などは、バイクに乗ってこの店に通っているほどだ。

炎天下のタイでは行列のできる飲食店など存在しないが、この店はいつも順番待ちの人垣ができている。テイクアウト客も多い。

食べる場所は、家と家の間の狭い路地にテーブルと椅子を並べている。これぞD級グルメといった感じだ。まあ美味しければ何だっていい。

これがパローチャイうどん
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スープは濃厚なトロ味の鶏ガラベース。これにコガシ玉ねぎや、正体不明のダシが絶妙に効いている。麺は切れ易いので、レンゲを使って食べることができる。

鶏はたぶん地鶏だろう。コテコテに煮込んだ骨付き鶏肉とムーヨー(ソーセージ)も絶品だ。パックチー(香菜)が香りを引き立てる。

これでたったの20B(60円)。お好みでゆで卵(5B)を入れてもいい。食べてみて、なるほどバイクに乗ってまで食べに行く価値のある店だと思った。

これはどう見てもうどんでしょう
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日本人にとっては、うどんが郷愁を誘う。かつおダシに醤油ベースが基本である日本のうどんの常識を、根底から覆がえすのがパローチャイうどんだ。

ナンプラーの他に中国風の辣椒(辣油唐辛子)を入れるのがポイント。ピセー(大盛り)はないので、足りない人は2杯目を注文して食べている。

一度行けば病み付きになること間違いなし。この種の店こそウボンの隠れ家的穴場レストランと言ってよいだろう。機会があれば店主と話もしてみたい。

ナンプラーと辣椒を入れましょう
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店主はいつも大忙しでそんな暇は無さそうだが、壮絶な人生ドラマが聞けるかもしれない。人間模様まで垣間見れるのがウボンのD級グルメ店だ。

私はそんなことを横目で勝手に想像しながら、今日も背中を丸めてパローチャイうどんをすすっている。

追伸:東北地方はタクシン派の牙城であるかのように日本のマスコミが言っていますがウソです。ウボンでは武力衝突も無く、赤シャツ軍団も見かけません。至って平和でのどかな田舎町です。

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