タイ大洪水、ウボンラチャタニ県のムーン川も氾濫
2011/10/26(Wed)
タイ大洪水、ウボンラチャタニ県のムーン川も氾濫
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ムーン川が氾濫、ウボン市内に被害が広がる
タイラット紙(2011年10月25日号)

強く降り続いた雨と上流より流れ出た川の水がムーン川およびシー川に合流し、ムーン川支流の水位が断続的に増している。ムーンノーイ川の水位が岸より50センチ上昇し、サオワラック村が浸水した。

サオワラック村はムーンノーイ川の岸に沿って立つ高級住宅街として知られ、一軒当たり数百万バーツ(百万バーツ=250万円)の家が並ぶ。住民は24時間態勢で砂袋を積んだりポンプで水を吐き出したりしている。

ワンデーン集落に近いサッパシッ通りでは、ムーンノーイ川の水が砂袋の堤防を突き破り、道路が通行不能になっている。

スラポン・サーイパン ウボン県知事によると、ムーン川の水位は断続的に増しており、川の両岸(ウボン郡、ワーリンチャムラープ郡)の住民に被害が増えている。県は避難所を30ヶ所設置した。

ムーン川の水を減らすための貯水池も一杯になっており、ポンプを使って貯水池の水を田畑に放水するよう各郡長に命じた。またウボン県民に対し、水位が更に1メートル上昇するなどというデマを信じないよう要求した。

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県の担当者による計測によると、更なる水位の上昇は30センチを超えないとのことだ。ウボン県第7水道灌漑局長によると、ムーン川支流の水位は徐々に減ってきている。

ムーン川の下流に位置するピブンマンサーハーン郡の水位があまり減っていないため、ウボン市内中心部に架かる自由民主橋付近の水位が若干増えるが、危険な水準にまでは達しないと予想されている。

しかしウボンラットダムおよびラムパーオダムより流れ出た川の水がウボンにまで達するため、今後更に注意して見守る必要がある。

リキット・ポンラオ ウボンラチャタニ技術大学学長によると、タイ文部省職業教育委員会より要請を受け、タイ中部での洪水被害に対処するために現在急ピッチで鉄製の船を製作中だ。現在までに200隻を作って引き渡し、目下更に100隻を製作中だ。

この船の製作費は一隻あたり5,000B(12,500円)。ゴムやプラスチック製の船に比べて耐久性があり、一度に300kgまで物を運ぶことができるため、被災者の役に大いに立つものと見込まれている。

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サッパシッ通りが浸水で通行不能
プージャッガーン紙(2011年10月23日号15:26)

ムーン川の支流であるムーンノーイ川が氾濫し、サッパシッ通りに流れ込んだ。この通りは、イサーン(東北地方)南部の3県へ通じる近道として知られている。通りの水位は1メートルに達し、車両の通行が不可能になった。

これまでポンプを使って排水をしていたが、八方から流れ込む水でポンプの排水能力を超えたため使用を中止した。洪水を避けて近隣のシーサケート県、ヤソートン県、アムナートジャルーン県に迂回ルートで避難する者も出始めた。

サティッニマーンガーン通り沿いには避難者によって仮設小屋が建てられていたが、ムーン川の更なる増水によって、避難小屋をより高いところへ移動する動きもみられた。

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浸水がサティッニマーンガーン通りに迫り、ウボンの交通・輸送網に深刻な影響
プージャッガーン紙(2011年10月23日号11:18)

22日時点におけるムーン川に架かる自由民主橋のたもとの水位は、岸辺より2.56メートル高くなっている。

氾濫した川の水位は、ワーリンチャムラープ郡のサティッニマーンガーン通りの路面まで20センチのところに迫った。この通りはウボンの経済動脈とも言える通りで、両側には大型店舗や建設資材店、自動車販売店などが並ぶ。

もし通りが浸水すれば、ウボン市の交通輸送網に深刻な影響を与えかねない。県側は洪水対策に関する会議を開き、もし来週に道路が浸水するような事態になれば、2キロにわたって堤防となる土嚢を積んで車が通れるようにすることを決めた。

現時点では、ウボンの3郡(アンプームアン、ワーリンチャムラープ、ピブンマンサーハーン)が浸水している。4,880世帯の家屋が浸水し、2,497世帯(9,500名)が避難を余儀なくされている。18ヶ所の学校・寺院、5ヶ所のホテルも浸水している。

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今回の洪水は2001年の大洪水に匹敵か
プージャッガーン紙(2011年10月22日号14:18)

今回の洪水によるムーン川の水位は、2001年の大洪水と同等のレベルにまで達するものと予想されている。2001年の時は、水位が岸より2.89メートルの高さにまで達した。今回の洪水は、12月まで長引くことが予想されている。

(以上、現地の報道を管理人が抄訳して引用)

(管理人のコメント)

タイ日系企業で働く従業員の皆さん、洪水対策で大変お疲れ様です!ウボンにご家族がいらっしゃる方には、お見舞い申し上げます。

しばらくブログの更新をサボっていたので、またおネエちゃんネタでも紹介しようと思っていた矢先、ウボンにまで洪水被害が拡大してしまいました。

被害はアユタヤやバンコク周辺と思っていましたが、ウボンもヤバイ事になっています。もともと車や鉄道が無い時代、河川がタイの主要な交通路として利用されてきた歴史があります。そしてその川沿いに街が作られたのが今日のタイの都市です。

(看板)洪水 危険 通行止め ウボン市役所
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バンコクは水の都、東洋のベニスと言われるだけあって、大雨や洪水には滅法弱いという欠点を持っていたのです。ウボンもメコン川の支流であるムーン川沿いにできた街です。今回の大洪水と無関係でいられる訳がない。

ウボン人から2001年の洪水がどんなにヒドいものだったか聞いたことがありますが、今回もそのレベルに達しそうな状況です。

サオワラック村は、パローチャイ通り近くのムーンノーイ川沿いに建つちょっとしたお屋敷街です。知人が住んでいるので行ったことがあります。お隣は陸軍大将の家でした。日本円で1千万円ほど払えば、こんな豪邸が買えるのかと驚いたことがあります。

将来はこんなところで悠々自適な生活を送りたいと思ったほどです。

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またサッパシッ通りが水没とはショッキングです。以前に管理人がウボン学園通りと名付け、ベンジャマ学園の中高生でにぎわうユルい通りです。

技術大学(ウィッタヤーライテクニク)はアホ学生や不良学生が多いように思っていましたが、人助けのために汗を流すとは殊勝な心がけです。見直しました。

サティッニマーンガーン通りとは、列車でウボン駅を降りて市内に向かう途中に通る大きな通りです。記事にある通り、ここが寸断されたらウボンへの物流がストップしてしまう。

以下のVTRを見ると、この通りや自由民主橋付近の増水の状況がわかります。かなり深刻な事態になっています。これがあと一ヶ月も続くとなると大変です。

東日本大震災が起きた時、ウボン人の知人は真っ先に東京にいた管理人に電話をかけて安否を気遣ってくれました。とても嬉しかったことを覚えています。今私もウボンの知人と連絡を取っています。

もしウボンに知人や親戚がおられたら、是非安否を気遣ってあげて下さい。きっと喜んでくれると思います。

ウボンの洪水被害が一日も早く収まることを一緒に祈りましょう…

ウボン県洪水の被害状況(Nation Channel 10/26時点)


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