ウボン文化センター
2007/08/02(Thu)
ウボン文化センター


ウボン文化センターは、ウボンを象徴するランドマーク的存在の建築物と言ってよい。

ウボンにこんなシャレた建物があったんです。ラジャパット大学の敷地内に高くそびえている。

まるでウボンにある天守閣かシンデレラ城のようですね。

周りに高層ビルなど存在しないウボンであるため、この辺では最も高い建物である。

まるでお城
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階上に登って眼下を見下ろすと、ウボン市内が一望できます。

それは素晴らしい景色で感動します。

建築様式はタイの伝統様式と現代建築が融合し、和洋折衷ならぬ泰洋折衷のユニークな建物だ。

建物の内部は、ラジャパット大学の研究施設だけでなく、ウボンの民族資料博物館もある。

ロビーはこんな感じ
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おまけにホテルやレストラン、会議場まで整っている。ここに一泊750Bで宿泊できてしまうそうです。やはりド田舎プライスです。

中にお土産屋があるのはわかるとして、なぜか金製品を売る「金行」のショーケースや、仏像や高僧のお守り(プラックルアン)まで売っているのが不可解でいかにもタイらしい。

建物に入ってからまずは1階にある博物館に行った。

ここは入場無料でした。入場者は私一人。

博物館内部
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いきなり貸し切り状態です。こんな所へ来る外国人などめったにいないだろう。

展示物は主に古代から近代にかけてのウボンの歴史や文化を展示しています。見どころはウボンの人々の暮らしや営みです。

日本とも交流があるようで、日本から贈られた日本人形や日本文化の紹介も若干展示されていました。

ここでは昔ながらのタイ人の生活様式を垣間見ることができます。英語の解説も少しはあり、理解の助けになりました。

こんな家は今もウボン郊外にあります
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途上国の博物館と言えば、ただ物を並べて置いて、写真やパネルを張ってあるだけという退屈な施設が多い。しかしここはご覧の通りで、中々良くできているんじゃないでしょうか。

スイッチを押すと映像や音声が流れる展示もあった。見学を通して、ウボンだけでなくラオスを含めたこのイサン地方一帯の人々の文化や歴史を学ぶことができます。

そして展示してあるタイの伝統的な木造家屋や農業用具は何も過去の遺物ではなく、今でもウボン郊外に出れば現役で使われているのを眼にすることができます。

これを「遅れている」と切り捨てて言ってしまえばそれまでですが、古くから続くイサン文化や伝統的な生活様式、そして人々の気質というものは、いつまでも消えずに残っていて欲しいと私は思います。

日本の大八車と全く同じですね
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アジアでタイと日本だけが欧米の植民地にならなかったというのはウソだ。日本は1945年から7年間、事実上アメリカの「植民地」となった。

タイは欧米列強の植民地となることもなく、また18世紀のアユタヤ王朝以降、どの国とも全面的な戦争を経験していない。

つまり日本でいえば天下泰平の元禄時代が何百年にも渡って続いているようなものだ。こうした歴史的背景が、タイ人の温和で悠然とした国民性を形成したと結論付けるのは早計だろうか。

ウボン文化センターは誰でも入れるので、一度は来てみる価値はあると思います。

あるシンポジウムに参加
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さてさて、この日にウボン文化センターに来た目的は、ここであるシンポジウムが行われたからであった。ヒューマントラフィッキング(人身売買)がこの日のテーマでした。

物騒な話しですが、カンボジア及びラオスと国境が接しているウボンは、人身売買の窓口になっているようです。

強制的あるいは自発的に国境を越えて、カンボジアとラオスから主に女性や児童が不法にタイに侵入しているそうです。

実は怖いウボンの現実
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彼(女)たちは売春や児童労働に従事させられ、誰からも保護を受けず重大な人権侵害が行われているというショッキングな報告です。麻薬やエイズ問題との関連も指摘されています。

こうした深刻な問題に対して、行政当局と連携して摘発や監視、被害者へのサポート体制や人々への啓蒙普及活動を行っていこうという試みがこの日のテーマでした。

しかし私が理解できたのはここまで。タイ語検定4級の自分には、タイ語のプレゼンテーションや討論などチンプンカンプンというのが正直なところだ。

タイ語のプレゼンはようわからん
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ここへ来た別の卑しい目的は、タイの会議やシンポジウムでは必ずと言ってよいほど飲み物やタイのお菓子が振舞われるからだ。

食事時には料理も提供され、他の参加者と一緒に食卓を囲むのが通例だ。

アメリカの会議やシンポジウムでは、なぜかコーラとピザが出る場合が多い。シールに名前を書いて胸に貼るのは、人に名前を覚えてもらうためだ。

ところが日本の会議やシンポジウムでは、水一杯出ることもない。そして終わったらとっとと帰るのが常識だ。

実はこれが目的だったりして…
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タテ社会に生きる日本人は、知らない人に話しかけてヨコの繋がりを広げていこうという発想もないし、そんなことはしたくもないというのが本音ではないだろうか。

予想通り散会の後で昼食になり、階下のレストランに案内された。

レストランではタイ料理のフルコースが用意されていました。

どんなに忘れっぽいタイ人でも、この種の飲み食いの提供は決して忘れないのはさすがである。

タイのイミグレおばさん
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ここで私はタイの入国管理官と一緒に食事をすることになった。タイに住む外国人で、入国管理官のタイ人らしからぬ仏頂面と横柄な態度に閉口させられた人は多いだろう。

このオバさんもこの席ではニコニコしているが、職場では相当にエバッてそうだ。聞けばかなりの高官らしい。肩の星の数がそれを物語っている。

タイのイミグレーションオフィサーは、外国人を相手にするのに英語がからきしダメな奴が多い。タイの入国管理法は2006年10月に大幅改正(改悪?)されたので、聞きたいことは色々とある。

しかし案の定このオバさんも英語はダメだった。英語のTOEIC試験で言えば700点レベル。ストレートの球は難なく打てるが、少しでも変化球を投げられると空振り三振。

私は笑顔で「貴国は素晴らしい国です」「タイ人は皆いい人ばかりです」「私はタイが大好きです」と毎度のおべんちゃらを並べ立てて早々に席を立った。

ウボン大学でのセミナー
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次に向かったのはウボンラチャタニ大学。ここで友人がセミナーに参加するので一緒に付いて行った。ここでは外部の一般参加者向けにSME(中小企業)開発の講義をやっていた。

日本の大学でも学外の一般人向けに、エクステンションセンターを設立して公開講座を実施している。こんなタイの田舎でも同様のことが行われているのに驚いた。

参加者はウボンでは少数派に属するホワイトカラーの小綺麗なサラリーマン達であった。注目すべきは、私の友人は業務命令で職場の費用で参加していることだ。

日本の組織では勤務時間内に職場の費用で外部の研修に行かされるのはよくあることだ。しかし今日入社して明日辞める奴が多すぎるタイでは、自己啓発など本人負担だと思っていた。

逆に言えばこのような組織は良い職場だ。友人によると職員の定着率も良く、みな長く勤めているようだ。先ほどのシンポジウム同様、私が聴講してもチンプンカンプンなので一足早く帰ることにした。

カーフェーソット
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帰る途中、キャンパス内にカーフェーソット(生コーヒー)の店があったので注文した。出来上がって支払いを済ませると、女の子がニコニコ笑顔で話しかけてきた。

女の子「ここへはよく来るの?来るならクーポンをあげるけど」

私「う~ん、多分もう来ないと思うな」

女の子「あなた見かけないけど、どこの人?」

私「え~日本人だけど」

女の子「えーっ!!?日本人??」「ア・リ・ガ・ト!」

このような純粋な女の子はウボンにはまだ大勢います。この子の笑顔で20Bの生コーヒーは、40Bの値打ちが付いたように感じました。

私はストローをくわえて一人ニヤニヤしながら、流しのソンテオに飛び乗って帰宅の途に着いた。

追伸:いつの間にか4万アクセスを突破してしまいました。そんなにウボンに興味のある人が多いとも思えませんが…。

バンコク発のブログは数多くあれど、ウボンには“同業他社”がいないのが一番の理由でしょうか。今後も超スローペースで更新していきますので、毎度ご贔屓に…。

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コメント
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空港に行く時前を通りますが、ホテルだと思ってました。
2007/10/28 20:18  | URL | ワット #L.O2nn6s[ 編集]
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こんにちは、私がウボンにいた頃は工事中だったので何になるのか?知らなかったのですが文化センターでしたか、、、できたんですね
2007/10/30 21:44  | URL | jiap #//33IwGE[ 編集]
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