タイカラオケ「メーカラ」
2007/10/27(Sat)
タイカラオケ「メーカラ」
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タイに足繁く通う男の目的は女目当てである場合が多いが、そうでなければタイのカラオケ好きという人が結構多い。タイのカラオケは略してタイカラと呼び、熱心なファンがいる。

ジャンルはタイポップス、フォーク、演歌、民謡とバラエティーに富み、その何とも言えない甘く気伸びしたようなタイ独特のメロディーのとりこになった人は多く存在する。

彼らがタイに行けない間は、日本でタイスナ(タイスナック)あるいはタイレス(タイレストラン)と呼ばれる店に行ってタイカラを熱唱する。

タイスナの場末感がたまりません
taisuna

これらの店は普通のタイレストランとは大きく一線を画す。場所は大抵雑居ビルの地下か階上でひっそりと営業。営業時間は夜7時頃から始まり朝までやっている。

客層は8:2位で圧倒的にタイ人が多い。主に日本で働く水商売のタイ人女性と肉体労働系のタイ人男性で賑わっている。

当然のことながら日本人の舌に迎合しない本場のタイ料理が食べられる。豚の耳を使ったヤム(サラダ)が出てきたりするなど、普通のタイ料理屋とメニューや味付けも異なっている。

上野「タワンレンカフェ」
tawanleng

タイカラは何百曲も用意され、料理を注文すればカラオケは何曲歌っても無料というのが魅力的なシステムだ。因みにタイスナは純然たる健全な飲食店であり、キャバクラに相当するタイパブとは料金もシステムも全く異なる。

上野にあるタワンレンカフェもそうした店の一つ。仕事を終えたタイ人ホステス等で賑わうのは夜の12時を過ぎたあたりから。ルークトゥン(タイ演歌)を熱唱する怪しい日本人も訪れる。

「日本の中のアジアを探せ」を合言葉に、こうしたディープ系のタイレストランを捜し歩く日本人のグループも存在する。興味のある方は専門学術文献『ニッポンリトルアジア探検隊』(新紀元社)をお読み下さい。

ウボンの「メーカラ」
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さて私の知る限りタイには3種類のカラオケ屋がある。一つ目は日本と同じようなカラオケボックス。主に10~20代の若者が金をかけずに楽しめる人気スポット。

二つ目は風俗店。なぜか中国および東南アジアでは、カラオケ屋を隠れ蓑にした風俗店が多い。これはドュエットのために女性を置く必要があると当局に言い訳ができるためであろう。

そして三つ目がこの日私たちが訪れた純粋にカラオケを楽しむバーラウンジといった趣の店だ。店名は「メーカラ」。場所はパシージャルーム通りにある。入店すると女連れの知人にバッタリ遭遇してしまった。

店内は映画館のよう
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知った顔に遭遇するなどウボンの夜の世界は狭い。こんなところがウボンのいいところかも。店内は映画館と高級クラブが1セットになったような造り。映画館のスクリーンに相当する大画面上にカラオケの映像が流れる。このド迫力にびっくり。

これは大画面テレビではなく、ちゃんとしたワイドスクリーンに映写機で投影している。このスクリーンに対面するようにしてソファーとテーブルが並べられている。

客は飲み食いしながらソファーに体をうずめて歌を歌う。他の客が歌っている間は自分の順番を待つ。他の客が歌い終わると拍手をしてあげるのがマナーのようだ。私はセック・ローソーの「14イークラン」を歌った。

14イークラン
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この歌は成人した男性が美しい女性と出会い、14歳の時の初恋を思い出すという設定だ。そして「♪あなたは私が14歳の頃と同じなのがわかりますか♪」という歌詞が続く。

タイでこのような経験は私にもある。つまるところタイの女性とは、いい年した男をまるで14歳の頃の初恋のような状態にもう一度させてくれる魅力を持っているということだろう。

そんなことを考えながら私は一人ノロケ状態で何曲か熱唱した。映画館を貸し切ってカラオケをしているような気分で、自分が歌手にでもなったような感じだ。これはタイカラ好きにはたまらない。

もう一度14の頃と同じように…
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タイカラはタイ語の良い勉強にもなる。ありきたりの教科書を使った文章読解は何とも退屈だ。しかしねじり鉢巻でタイカラの歌詞を辞書で調べると、こちらが恥ずかしくなってしまうような甘い台詞を覚えられる。

この日は知人にご馳走になってしまった。ある程度の財産と地位があるタイ人は、いつも自分がオゴられて日本人に金を払わせることをよしとしない。お礼に今度は彼らが私を接待してくれる。

こうした彼らの厚意は、素直に受け入れてご馳走になった方がよい。その方が彼らの面子が立つのだ。日本式にバカ丁寧に何度もお礼を言う必要もない。要は彼らと一緒に楽しい時間を過ごしてあげればいいのだ。

メーカラのカウンター
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「タイ人は相手が楽しんでいる姿を見て自分も楽しくなる」とある知人が私に言った言葉が印象に残っている。上下関係や貸し借りでしか相手との関係を築けない日本人にこうした発想は出てこない。

普段はパソコンでタイカラのVCDを再生して練習を積み、こうした店で日頃磨いた歌唱力を披露するのがタイ人のカラオケの楽しみ方のようだ。私も練習してまた来ることにしよう。

飲んで歌ってすっかり楽しんだ我々は、お決まりの飲酒運転で家路へと向かった。
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コメント
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2007/11/28 13:23  | | #[ 編集]
- タワンレンカフェ -
ご無沙汰しております。コンヌアです。私もタイカラ大好きで、夜な夜な錦糸町や御徒町のタイカラ店に行っております。ところで、もう既にご存知だとは思いますが、タワンレンカフェが店を閉めたとのことです。本当に残念でなりません。私のタイカラはここから始まったと言っても過言ではないですので・・これからもPanyaaさんの様に人前でも歌える様に練習に励みまーす!
2007/12/23 15:43  | URL | コンヌア #-[ 編集]
-  -
ハッハッハ

どこかで会っているかもしれませんね。

「な~んだ、アナタだったんですか。」なんつって・・・。
2007/12/24 11:32  | URL | #-[ 編集]
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